洛景工房株式会社

洛景工房はDesign Week Kyoto CROSSに参加しています。
オープンファクトリーと連動して各所で開催されるサテライトイベント。トークイベント、ワークショップなど、様々な価値観が“クロス”する場です。
byCOLORS京の街に色をつけてみたら


bycolorsとは、
洛景工房がこの春立ち上げる新展開。
今回の企画では、
オリジナルの色彩「洛色(らくいろ)」で、
京都の街に色をつけてみました。
スマホ用マップで「洛色」をめぐる街歩き、
また、カフェや歴史的名所をめぐるコンテンツも。

京都は色の数が多い街。
街を包む木々や山々、たおやかに流れる川、
四季折々にやさしく咲く花々。
街中にも、明暗を伴って様々な色を見つけることができます。
そして、祭や儀式の装飾や装束。
お菓子やお料理の美しさにも目がほころびます。
わたしたちは、そんな京都を「色」で表現しました。
それぞれの情景は、誰もが知る場所だけでなく、
あまり知られていない場所も。
色彩だけでなく、その場所や物・事を表す「色の名」を付けました。
また、古典に描かれた情景、背景や由来を説明書きとして添え、
それぞれの色の物語を描きました。
古の都人も、現代のわたしたちも、同じ場所で同じ「色」を見ている。
そんな京都の魅力を、日本や世界の人々にもっと知ってほしい。
わたしたちは、独自の色、色名、物語を、
品々に込めてみなさまにお届けします。
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Design Week Kyoto CROSS 2019では
洛景工房独自の色彩「洛色」から
20色をご紹介しています。
はななり紅枝垂れ
 

はななり紅枝垂れ

祇園・白川沿いの桜は、風情ある石畳と
格子戸が続く街並みに、
優雅さと華やかさを添える祇園の情緒そのもの。

雨上がりの夜桜の幻想的な美しさは、人々の心に灯をともす。

祇園・白川沿い 春
東風吹かば 東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな(菅原道真)」飛梅伝説は、今も多くの人の知るところ。梅の香に誘われて、今年も足は北野天満宮へ。北野天満宮春
清水秋の宵 紅葉の季節、音羽山のふもと、清水寺は、ライトアップで多くの人で賑わう。懸崖造りの舞台の上から京の街を見下ろせば、季節はもう秋の宵。清水寺秋
錦秋の東山 秋の東山は、南禅寺、永観堂、真如堂、清水寺、東福寺と多彩。紅葉は錦のように山々を染め上げる。「君みんと心やしけんたつたひめ紅葉の錦いろをつくせり(千載和歌集)東山秋
 

平安の蛍狩り

夜の帳がおり、京の里に蛍が飛び交い始める。

平安の時代には、蛍の明かりで
麗しい人の顔を見たという。

「夕されば蛍よりけにもゆるども
光見ねばや人のつれなき(紀友則)」。

堀川 夏
平安の蛍狩り
二葉葵の緑
 

二葉葵の緑

古より伝わる葵祭では、
行列の一行を葵の葉で飾りつける。
「あふひ」は、「逢う日」と掛け合わせ、
めぐりあいの喜怒哀楽をwがいてきた。
「かくばかりあふ日まれなるひとを
いかゞつらしと思はざるべき(古今和歌集)」
古趣に富む緑の葉の色。

御所 夏
高桐院の青紅葉 大徳寺・高桐院の入り口は人々を引き込む吸引力のある道に違いない。一人訪ねれば、両脇の緑にすっかり洗い清められる。新緑の紅葉は、目に優しく身体に心地よい色。高桐院夏
雲母の京唐紙 伝統の技である唐紙工芸。和紙に雲母や絵の具を用い、手刷りで生み出す美しい文様は、都ならではの優美。
利休の花籠 千利休は、美の本質を極め、茶の湯を大成した。「花は野にあるように」の言葉は、一輪の花に、野に咲く花の美しさを呼び戻す。侘び小座敷の茶にふさわしい風情。
西陣の御召茶 貴人の絹織物、御召縮緬。強いよりをかけることによって、独特のしぼの美しさを引き出す。御召の種類である「風通御召」や「月華御召」の名のまとう気高さ。西陣
加茂の浅水 「すみわたる空にもみぢの色はえて加茂のながれに秋はきにけり(尾形乾山)」尾形光琳による「橋と加茂川図水差」の裏に書かれた歌秋空の色が加茂川に映え、くすむ。乾山もまた、今と同じ澄み渡った空の色が映える川面を見ていただろう。加茂川秋
すんずり川床 川風を浴びて食を味わう、河原の涼み。「すヾしさや都を竪に流れ川(与謝蕪村)りという表現が似合う色。鴨川夏
古寺のうすら氷
 
古寺のうすら氷

朝ふと目をやると、庭のつくばいに
氷が張っている。

古寺の池もまた同じ。
昼には溶けてしまう薄氷のはかなさ。
薄き湊鼠の氷の色。

金閣寺 冬
春おぼろ月
 
春おぼろ月

「浅緑花もひとつにかすみつつ
おぼろに見ゆる春の夜の月(菅原孝標女)」
京都・東山の空を淡き青に染めるおぼろ月。
京の春の夜に心ひかれる。

東山 春
黎明の憂ひ
 
黎明の憂ひ

儚く短い夏の夜が明ける頃、
ほんのひととき濃藍に染まる東山の空。
古の都人のもの憂き恋物語に想いを馳せて。
「みじか夜の残り少なく更けぬれば
かねてもの憂きあかつきの空」(藤原清正)

東山 夏
紫野行き
 

紫野行き

紫野は、古くはかつて一般庶民の居住が禁じられ、
草花の群生した原野。この場所で、
大宮人は若菜やすみれを摘んで楽しんだ。
「日暮らしにに飽かで摘むべき若菜かな
紫野行き標野行きつつ(前大納言為広)」
紫野 夏

賀茂茄子
 

賀茂茄子

京都市内を流れる賀茂川の上流、
上賀茂の地で主に栽培される京野菜が茄子。
茄子は「成す」に通じ、
縁起のよい野菜として食されてきた。
玉のような存在感と鏡のような色艶に目も喜ぶ。
賀茂川 秋

悠々都鳥 「名にしおはばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと(在原業平)」 さて都鳥は、我関せずとばかりに悠々と。鴨川冬
花街の石畳 京の花街、上七軒、祇園甲部、祇園東、嶋原、先斗町、宮川町とそれぞれもつ色が違う。「木屋街は火かげ祇園は花のかげ小雨に暮るゝ京やはらかき(山川登美子)」打ち水に濡れ、色濃くなる石畳の風情。祇園
路地入ル 京の碁盤の目は、丸竹夷二押御池、姉三六角蛸錦、四条仏高、松万五条。お目当ての通りを上ル下ル。路地を一本入れば、また異なる表情を見せてくれるのが楽しみ。
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